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Love Sick

東方神起❤️Yunho🍓Changmin🍺 ふたりの神に魅せられたおバカの綴る恋のお話✨ 基本ホミン、時々ミンホ💖

  • 2021⁄05⁄05(Wed)
  • 08:00

MIROTIC XII 54








54






イルンは、帰ってしまった。

連絡先はわからない。

でも、会うことはできる。

いつかはわからないけど、必ずその日は来る。

その日のために準備を加速。

夜は相変わらずだけど、イルンがくれたもののおかげで問題なし。

それどころか快適。

どれだけ求めても、求められても、その代償である不自由さから脱せられる。

それこそ、起きたらすぐに。

バスルームもひとりで行けるし。

でも、ユノに抱えられているけど。

それは譲れないとかなんとかって意味のわからない力説にあって。

まぁ、家のなかならいっか…と受け入れてしまった。

それに、甘えたいし。

っていうか、ずっと甘えまくりだ。

「チャンミナ?」

手はずっと繋いだまま、ユノにぴったり寄り添ってキョロキョロ。

呼ばれて、ユノを見つめた。

「どう?」

問いかけにうなずいた。

ユノに見せてもらった通りだ。

すごくキレイ。

「メシは?」

「どれもおいしいです!」

施設内の見学とともに、料理の試食。

こころも胃袋も満たされて、幸せいっぱいだ。

「お綺麗なのに、可愛らしい方ですね?」

「まぁな」

キレイとかいまだにこそばゆい。

何度も言われたし、単なるお世辞とわかってはいるんだけど。

だから、無視。

聞こえないフリをすることにした。

とはいえ完璧にスルーはできないからちょっとしどろもどろなんだけど。

だってさ…こっちのひとたちってば普通に言うんだもん。

キレイとか、かわいいとか。

さらっと。

当たり前のように。

まぁ、あまり性別というのがないというか、同性での結婚に偏見がないからなんだろうけど。

頭では理解してるけどさ、やっぱり素直に受け止めることはできない。

「よろしければ衣装もご覧になりますか?お綺麗な上にスタイルもよくていらっしゃるので、ドレスもさぞかし映えるかと」

「ん、見せて?」

なんか偉そうなのも腹が立つんだよね…。

だから、担当のひとが離れた隙に頬をつねってやった。

しかし、やられた本人は気にもしてないようで、逆に僕を引き寄せる。

「なに怒ってんだ?美人が台無しだぞ?」

スゴいご機嫌。

ちょっと引くくらいに。

いったいなにがあった?っていうくらいに。

「そんな目で見んなよ。嫁が美人って言われたら浮かれるに決まってんじゃん」

「僕は嬉しくない」

確かに女顔かもしれないけど、男だ。

キレイだとかかわいいとか言われて嬉しいはずもない。

ただ、ひとりを除いては。

「まぁ、黙ってりゃ美人だけど、中身は男前だしな」

その唯一のひとはとにかくご機嫌で、楽しそうに笑ってる。

「で、どう?決まった?」

頬を撫でられて、キスされて。

もはや怒る気力もない。

結婚式場見学の間、ユノはずっとこの調子だから。

かなり調子にのってる。

咎めてもなにしても聞く耳持たない。

直すつもりもないようだ。

ゆえに、根負け。 

まぁ、結婚するわけだし?

こっちではこれが当たり前らしいし?

僕がこの固定観念から脱却すればいいだけなんだけど。

とはいえ、難しいのが現実。

「やっぱり…1番最初に見たとこ、よかったです。料理もおいしかったし、派手すぎないし」

あまり派手なのは遠慮したい。

たとえ人生で1度の晴れ舞台だとしても。

「じゃあ、そこにすっか?」

「うん」

うなずけば携帯電話を取り出し、なにやらポチポチ。

覗きこめば最初に見学した結婚式場の担当者の名前が浮かんでいた。

そこへなにやらメッセージを送ってる。

文字を追いかければ、明日伺うという内容。

じっと見つめていると、頬にキスされた。

「羨ましいほど仲がよろしいですね」

見られてた…。

とはいえ、もはやどうすることもできない。

怒るにはタイミング遅すぎだし。

仲がいいのは間違いないし。

ちょっとひねくれてるかもだけど、前よりはマシだし。

「そりゃもう。ベタ惚れだから」

惜しげもなく想いをさらすユノにとりあえず手刀を繰出せば、難なくキャッチされた。

「ほら、行くぞ?」

異論はない。

とりあえず全部見ておきたいし。

捕まった手をそのまま包むように握られて、斜め後ろをついていく。

毛足の長い赤いカーペットの上を進んで、建物内に併設されたレンタル衣装の店へ。

そこには普段は絶対に着ることのないきらびやかな服が並んでいた。

普通、こういう場所にあるレンタル衣装店ならば女性ドレスが多いだろうに、ほとんどがメンズ。

性別による人口の差を思い知ることとなった。

「人気はグレーですね。次にホワイト」

確かに。

グレーの品揃えが半端ない。

しかも、どれも光沢のあるグレー。

グラデーションのようにたくさんの衣装が並んでて圧巻。

こんなの、見たことない。

思わずポカンと口が開いてしまうほど。

「式自体はグレーとかのが無難か?披露宴は遊んでもいいだろうけど」

もはや、僕には理解できない次元。

だってさ、僕の時代においてメインは女性で、男性はおまけみたいなもの。

それこそグレーかホワイトか、みたいな?

披露宴でもそんな奇抜な色はない。

あってもネイビーレベルだろう。

なのに、これはなんだ?

いったいどうしたらいいんだ?

パニックに陥り、気づくとユノの背中に潜んでいた。

なにかを聞かれても答えは持ち合わせていない。

ユノに任せておいたほうが間違いない、と。

「チャンミナ?」

「任せます」

「は?」

「ユノにお任せします」

振り返るユノから逃げようと試みたが、あっさりと確保されてしまったし。

「どした?」

「なんでもありません」

「なんでもなくないだろ?」

「だ、だってわかんないもん…」

そもそも興味がないんだ。

服なんて着られればそれでいいと思ってるし。

もちろん結婚式だからそれじゃダメなのはわかってるけど、だからどうしたらいいのかもわからないし。

「オレもわかんねーから大丈夫」

なにが大丈夫なんだよ。

わけわかんないし。

でも、気づくと笑っていた。

似たもの同士じゃないか、って。

「好きな色とかデザインとかでイイんじゃね?オレたちの結婚式だし」

行き着いたのはそこ。

確かにそのとおり。

それ以外の何物でもない。

ならば、楽しめばいい。

余計なことは考えず、思うがままに。

僕たちらしい結婚式を。






to be continued.










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  • 2021⁄05⁄10(Mon)
  • 19:02

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Author:珠響(たまゆら)
東方神起のふたりが大好物❤️
基本トンペンですが、最近はかなり🍓に偏り気味です(笑)

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