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Love Sick

東方神起❤️Yunho🍓Changmin🍺 ふたりの神に魅せられたおバカの綴る恋のお話✨ 基本ホミン、時々ミンホ💖

  • 2021⁄01⁄14(Thu)
  • 08:00

MIROTIC XI 55








55






ラーメンの作り方、知らないのか…。

これだけはできるって前は言ってたのに。

となると、覚えたのはいまの仕事に就いてから?

いや、そうか…。

そうだよね。

向こうは自動調理システムが確立されていて、もはや標準。

料理なんてもの、覚える必要はない。

つまり、任務中に覚えたんだ。

システムのない時代で、やむをえず。

でも…誰に教わったんだ?

ひとりでどうにかできたのかな…?

作り方を見ながら?

「…」

なんだろう。

ものすごくモヤモヤする。

「チャンミナ?」

とはいえ、質問を投げ掛けたところで答えは返ってこない。

だって、いまのユノは知らないもん。

「チャンミナってば」

力任せに振り向かされて、逃げられないように閉じ込められて、見つめられて。

だから、逆にくっついた。

こうしていれば見られることはない。

ぬくもりを感じていれば少しは落ち着くし。

「なに怒ってんだ?」

「怒ってません」

そう。

怒ってはいない。

ただ悶々と、モヤモヤとしているだけ。

怒ってたらくっつかないで、蹴飛ばしてるし。

「あ~…訂正。なんで不機嫌なんだ?」

よくわかってるじゃないか…。

そう。

不機嫌なんだ。

ほんのちょっとだけ。

どうでもいいことに気づいてしまって、それが燻っている。

「ラーメン…」

「ん?」

「作り方、知らないんですよね…?」

「ん、知らない」

迷うことなくユノはうなずいた。

ウソなんかついてないし、つく理由もない。

だからそれはいい。

そこはいい。

「前は知ってたから…どうやって、覚えたのかな…って。誰かに教わったのかな…って」

「レシピ見たんじゃね?」

「え?」

「あのシステム、セミオートもあるから」

「は…?」

それは、初耳。

セミオート?

それは、つまり…?

「断然オートのが楽だけど、調節できんだよ。味とか、麺の固さとか」

たかだかインスタントラーメンにそんなこだわりを…?

だったら普通のラーメンを食べればいいじゃないか。

インスタントじゃなくて。

「あと、マニュアルもあるぞ?」

「…」

開いた口が塞がらない。

便利さを追及してできたシステムだろうに、不自由さを求めるなんて。

あ…でも、待てよ?

ユノのお母さん、作ってた。

もしかして、あれがマニュアル?

気づかない間に見てた?

「とりあえず…たぶんオレのことだからインスタントラーメンくらいは作れるようになっておこうとかって付け焼き刃じゃねぇかな…?」

僕の勘違い?

深読みしすぎだった…のかな?

ユノのことだから、それは十分に考えられる。

教わろうとするくらいなら、作ってもらおうって考えそうだし。

冷静に考えればわかることだ。

なのに、僕ときたら…。

「なぁなぁ、チャンミナ」

すごくイヤな予感。

この手の予感は外れたことがない。

ユノに関しては。

「いまのってもしかして…」

言い終わる前に、全力で睨んだ。

言うな、と。

しかしユノのニヤニヤは止まらない。

だって、その行動は肯定しているようなものだ。

まぁ、その通りなんだけど。

「チャンミナ~」

僕とは対照的にユノはご機嫌。

ニヤけ顔で至るところにキスしてくる。

恥ずかしいやら、うざいやら。

押し退けても追いかけてくるし、離してくれないし。

「もう、このままベッド行かね?」

極めつけ。

堪えきれずに足を踏み下ろした。

しかし、足の裏から伝わってきたのはフローリングの固い感触だった。

「あ…っぶね」

よけやがった…。

もう一度睨み付けてみたが、爽やかな笑顔が返ってきただけ。

腹立つ。

なんかムカつく。

「可愛い顔が台無しだぞ?」

「うるさいっ」

「まぁ、そういうとこも可愛いけど」

完全に遊ばれてる。

恥ずかしさが限界だ。

なのに逃げられないし…。

「チャンミナ」

とにかくいまはそっとしておいてほしい。

ひとりになりたい。

なのにユノときたらやたらキスしてくるし。

しかも、やたらのキスが気持ちいいし。

いつの間にかすがりつく格好になってしまう。

そうしてないと、崩れ落ちそうで。

「やっぱこのままベッドだろ?」

勝ち誇ったような笑み。

残された力を振り絞って睨み付けた。

先ほどと同じように。

違ったのはユノの反応だ。

軽く受け流すのかと思いきや、困ったように笑う。

「その目はズルいぞ?」

なんのことか、僕にはさっぱり。

わからない状態のまままぶたへと口づけられた。

「イジワルして悪かったよ」

そこで気づいた。

視界が滲んでいることに。

もしかして…僕はいま泣きそうなのか?

涙が溜まってるのか?

まだ、こぼれ落ちるまではいかないけど。

「…」

優しく抱き締められて、あやすように頭を撫でられて。

これじゃ子どもみたいじゃないか…。

そう、心の中で呟く。

でも…甘やかされるのは、好き。

ユノ限定だけど。

ユノにしか甘えたくないから。

「ユノの、バカ…。ユノなんかキライだ」

「キライとか言うなよ…。本気で落ち込むだろ?」

「知るか」

「ゴメンって。許して?な?」

わざとらしくそっぽを向いて、でも子どもみたいにしがみついて。

「ま、チャンミナのキライは好きだもんな?」

「…」

そうだよ。

しょうがないでしょう?

素直になれないんだから。

言えないんだから。

伝えるときは決めてるけど、果たしてちゃんと伝えられるのか。

正直、わからない。

「ん…?」

「…?」

不意にこぼれた声。

少しだけ顔をあげてユノを見やれば、いつになく難しい顔。

記憶をたどるように斜め上を見つめてる。

「なぁ、チャンミナ」

「…」

聞こえてるけど、無視。

そんな気分じゃないという勝手な理由から。

「オレ…1度も聞いたことねぇんだけど…?」

無視して正解。

取り合っていたら面倒なことになっていた。

「チャンミナ?おーい」

「…」

「コラ。無視すんな」

肩を掴まれて引き離され、見つめられた。

なので、視線をすーっと右へ。

追いかけてくるから今度は左へ。

「この野郎…」

なんか、デジャブ。

こういうやり取り、何度もしてきた。

たぶん、アレだ。

言わせてやるスタンス。

何をされても言わないもんね。

負けないもんね。

「いい度胸だ。絶対、言わせてやる…っ」

抱えたまま立ち上がり、どこかへ向かおうとする。

どこへなんて、聞くまでもない。

だってユノだもん。

「ラーメン」

「後だ、後!」

「怒りますよ?」

ピタリと足が止まった。

そして、しばしの間をおいてため息が聞こえてくる。

「チャンミナぁ…」

「ラーメン」

「わかった!わかったよっ」

ほら。

僕の勝ち。

ただ、食べ終わってからが問題だけど。






to be continued.










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category
MIROTIC

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  • 2021⁄01⁄14(Thu)
  • 12:23

No title

ひぇ??
チャンミン最強あるある👍😁
ユノ、甘々あるある👍😁

  • 2021⁄01⁄14(Thu)
  • 21:14

プロフィール

珠響(たまゆら)

Author:珠響(たまゆら)
東方神起のふたりが大好物❤️
基本トンペンですが、最近はかなり🍓に偏り気味です(笑)

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