FC2ブログ
RSSはこちら

Love Sick

東方神起❤️Yunho🍓Changmin🍺 ふたりの神に魅せられたおバカの綴る恋のお話✨ 基本ホミン、時々ミンホ💖

  • 2021⁄01⁄13(Wed)
  • 08:00

MIROTIC XI 54








54






さっぱりわかんねぇ…。

暗号みたいだ。

でも、理解したいという気持ちはある。

少なからず。

ただ、オレの脳ミソは役立たず。

お前の脳ミソは筋肉でできてるってガキの頃バカにされたけど、ホントその通りだと実感。

否定できねぇ。

いや、そもそも専門的すぎるんだ。

目の前で交わされる会話が。

なにしろ、プロ中のプロ。

専門家同士の会話。

理解できるわけがない。

そもそも、理解できるならこんな仕事してないし。

だから、とりあえず邪魔にならないように。

っていうか、オレはエリックたちの会話を聞いておかないとなんじゃ…?

これからどう動くのか、把握しておかないとだよな?

仮にも副隊長なワケだし。

自覚はないけど。

でも、この耳はチャンミンの声だけ拾ってしまう。

まるでフィルターでもついているみたいに。

なんか、耳当たりがいいんだよな…。

聞いていて心地好い。

「ユノ」

チャンミンの声に浸っていたとき、突如呼ばれた。

その声はチャンミンとは反対に緊張感を促すものだった。

「オレたちはあっちに戻る。予定通りテミンとカイを残していく。何かあったら連絡しろ」

「はい」

有無を言わさぬ声にそう応じるしかなかった。

異論もなかったし。

「ミノ、戻るよ?」

「え~?僕、チャンミニひょんと一緒にいた~い」

「さっさと準備」

この野郎…と思ったら、言う前にシウォンが言ってくれた。

早く連れて帰ってくれ。

オレはチャンミンとふたりきりになりたい。

遠慮なくイチャイチャしたい。

「ミノ」

「はぁ…」

渋々といった様子でミノが立ち上がった。

そして、チャンミンを振り返る。

「ねぇねぇ、チャンミニひょん」

立ち上がったのになぜかチャンミンの前に座り込む。

膝をかかえて、小さく首をかしげて。

可愛さを全面に出して。

なんか…ムカつく。

癪に障る。

「真剣に考えてくれない?」

「え?」

「僕のこと」

なんてことを…。

オレの中で何かが音を立てて千切れた。

「同じ畑の住人のほうがきっと話し合うし、楽だよ?」

この野郎…。

勝手なことばっか言いやがって…。

「考えといて?」

にっこりと微笑んで、身軽な動きで立ち上がる。

身を翻す瞬間、オレを見て笑いやがった。

勝ち誇ったように。

「ミノくん」

怒鳴ろうとして、水を差された。

言葉を奪われた。

チャンミンだから文句も言えないし。

「なにを真剣に考えるんですか?」

思わず、吹き出した。

我慢できなかった。

全然、伝わってないじゃないかと。

「ウソ~…チャンミニひょん、全然聞いてなかったカンジ!?っていうか、いまの流れでわかるでしょ?」

ウケる…。

もはや論外じゃないか。

そもそも眼中にないじゃないか。

「…?」

きょとんとした顔で首をかしげるチャンミンを見ればすぐにわかる。

理解していないし、ミノの想いがまったく伝わってないことに。

「チャンミニひょんって…もしかして、超鈍感…?」

「ミノ!」

「うわ~…マジかぁ…」

首根っこを掴まれての強制連行されていった。

うなだれたままに。

「チャンミナ、最高…っ」

マジでウケる。

ホント、最高に笑える。

「ミノ君はどうしたんですか…?」

「気にすんな」

もはやどうでもいい。

知る必要もない。

浮かれる心を抑えることもできず、頬へ口づけた。

まだテミンたちが残っているのを忘れて。

ヤバいと思ったのと、肘がオレを目掛けて飛んでくるのがほぼ同時だった。

「…っ」

危うく、吐き出すところだった。

食べたものを。

チャンミンの手料理を。

なんとかこらえたけれど、ホントにヤバかった。

「じゃあ…僕たちも戻ります。何かあったら連絡ください」

声を出すことはできず、チャンミンの細い肩に額を預けたまま手をあげて応えた。

去っていく足音。

扉が閉まる音を聞き、倒れた。

「い、ってぇ…」

「ご、ごめんなさい…」

「いや…大丈夫…」

大丈夫じゃないけど、大丈夫。

ちょっとリバースしかかっただけ。

込み上げたものはもう一度飲み込んだし。

「チャンミナ」

まだ痛いけど、落ち込むチャンミンを放っておくことも、後回しにすることもできない。

両手を広げれば、そっと寄り添ってくる。

様子を伺いながら。

「チャンミナってホントすげぇよな…」

「え?」

「格闘技とかなんかやってた?」

「いえ…全然…」

武道をなにもかじってなくてコレか…。

もはや天才だな。

「モーションが少ないから読みづらいんだよ」

見事、としか言いようがない。

その上、ちゃんと体重が乗っている。

打撃としては素晴らしいの一言。

お手本のようだ。

「急所はわかるか?」

「急所、ですか?」

「そ」

いまでも覚えてる。

散々、叩き込んだから。

「みぞおち、人中、乳様突起、こめかみ、延髄、心臓、眼球。あと、男は喉仏と金的」

「人中と乳様突起ってどこですか?」

「ここが人中…」

鼻と上唇の間にある窪みを指差し、そして耳の裏にある突起した骨に触れる。

「ここが乳様突起」

「こんなとこが急所なんですか?」

「そ。ここやられると平衡感覚をやられる」

あまり急所を突くことはないが、覚えておいて損はない。

いざという時のために。

「打撃する場所によって効果は違う。呼吸困難だったり、脳震盪だったり」

とはいえ実践向きではない急所が多い。

オレの場合、相手がプロがほとんど。

ゆえに、みんなガードが固い。

だから急所を狙ったところで入らないから別の場所を狙うことになる。

「でも、チャンミナはとにかく逃げることだけ考えろよ?攻撃はしなくていいから」

「うん」

下手に攻撃しては、ケガをする確率が高くなる。

おとなしくしておいてほうが身のため。

生き延びるためのセオリーだ。

「まだ痛みますか?」

「大丈夫」

だいぶ落ち着いてきた。

まだジンジンしてるけど、誤魔化せるくらいには。

「…」

不安そうな顔で覗き込むチャンミンの頬を撫でて、そっと口づけた。

甘く、食むように。

「ベッド行く?それとも先にラーメン?」

選択肢をふたつ差し出せば、幼い笑顔がこぼれた。

「ラーメン」

「じゃあ…作り方教えて?ラーメンくらい作れるようになっとかないとな」

なにしろいままでは自動調理システムに任せっきり。

こっちで生活するなら、覚えておかないと。

いざというとき、チャンミンに食べさせられるように。






to be continued.










にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村


関連記事
スポンサーサイト



category
MIROTIC

No title

いや…ユノ\(//∇//)\
甘すぎるでしょ??_(:3 」∠)_❤️
チャンミンの条件反射的防御術??実はかなり凄い??
だって、プロのユノにかなりの命中率👍😁ま、ユノがチャンミン溺愛で油断してるとこもあるかもだけど…いや〜チャンミン実は素質あったりして😁

  • 2021⁄01⁄13(Wed)
  • 19:47

プロフィール

珠響(たまゆら)

Author:珠響(たまゆら)
東方神起のふたりが大好物❤️
基本トンペンですが、最近はかなり🍓に偏り気味です(笑)

BLOGランキング

ジャンルランキング

[ジャンルランキング]
小説・文学
23位
ジャンルランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
BL
2位
サブジャンルランキングを見る>>

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR

FC2カウンター