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Love Sick

東方神起❤️Yunho🍓Changmin🍺 ふたりの神に魅せられたおバカの綴る恋のお話✨ 基本ホミン、時々ミンホ💖

  • 2020⁄11⁄22(Sun)
  • 08:00

MIROTIC XI 2








2





ホント、ユノとは合わない。

生活スタイルも、性格も。

なのに、嫌いになれないから困る。

しょうがない、と思ってしまうんだ。

だってユノだもん、って。

とはいえ、腹が立つのを抑えることもできない。

できていたことができなくなっているから余計に。

だから言い合いになって、ケンカ腰になって、意地を張ってしまう。

ユノがいないと生きていけないくせに、あっち行けとか普通に言っちゃうし。

言ったあとで自己嫌悪。

でも、ユノの心地好いぬくもりに反省する間もなく眠ってしまった。

ふと寂しさに襲われて夜中に目を覚ましてみれば広いベッドには僕ひとりだけ。

慌てて起きようとして、かすかに聞こえた音に振り返った。

荒い息づかいと床の軋む音。

なんか…デジャブ。

振り返れば案の定だった。

ベッドの下で、汗を滴しながらトレーニングに勤しむ姿。

やっぱりユノなんだなぁ…。

そんなところで実感し、懐かしくなった。

同時に、別の意味で寂しくなった。

共感できるひとがいないことに気づいて。

ユノもこんな気持ちだったんだろう。

なのに、酷いことをしてしまった。

無神経なことを言ってしまった。

背を向けたまま後悔に苛まれていると僕を呼ぶ声が聞こえてきた。

「チャンミナ…」

色と艶を帯びた声に身体の芯が熱をもつ。

こんな時に、なんて浅ましい身体だ。

責任を取れと言いたいけど、言う相手はいるけど、言いたいのはこのひとじゃない。

僕の知るユノは…。

咄嗟に寝たフリをした。

どうか気づかないでほしい。

そう、願って。

そしてその願いは奇しくも叶う。

悲しくも叶った。

僕の知るユノならば寝たフリなんかお見通しだし、なにより構わない。

容赦なく手を出してくるから。

しかし、何もなかった。

触れてくることも、声をかけてくることも。

情けない、とか。

クソ、とか。

苛立ちを露にした声が聞こえてきたかと思えば、重いため息。

また涙が溢れそうになった。

もう、ダメかも…。

やっぱり、交代してもらったほうがいい。

きっとそのほうがお互いに安堵する。

精神をすり減らさなくて済む。

でも…。

「…っ」

考えるだけで、怖いんだ。

ユノのいない生活が。

もはやユノのいる生活は僕の一部になってしまっていて、出会う前の生活が思い出せないほど。

ユノがいなかったら、呼吸すらできなくなるんじゃないか。

そう思うほどに。

そして、考えれば考えるほどに堪えられなくなり、また涙が溢れた。

「チャンミナ?」

動くな。

声を出すな。

バレてしまう。

ユノには、気づかれてはならない。

「ったく…」

めんどくさいと思われた。

呆れられた。

嫌われてしまう。

ほとんど嫌われるようなことしかしていないのに、そんな恐怖に苛まれて。

「ムリすんじゃねーよ…」

しかし、聞こえてきたのは予想と正反対の優しい言葉。

そして、抱き締められた。

後ろから、隙間ないほどに強く。

「暑い…っ、汗くさい…っ」

嬉しいのに、素直に喜べない。

口を開けば可愛げのない言葉ばかり。

嫌われたくないのに、嫌われるようなことしかできない自分が情けなくなってくる。

「文句言うな。この…天の邪鬼が」

僕の言葉にそんな言葉を返しながらも声は優しくて、涙が止まらなくなる。

気づかれたくないのに。

「お前、ホントめんどくせーのな?」

めんどくさいと言いながら、なんで笑うんだよ。

怒ればいいのに、どうして…?

「お前みたいなヤツ、初めてだよ」

「知るか」

もう…なんでそんな言葉しか出てこないんだろう…。

自己嫌悪に陥りそうだ。

なのに、またしてもユノは笑う。

何が楽しいのか、僕にはさっぱりだ。

「なぁ、チャンミナ」

「…」

「こら、寝たフリすんな」

「僕はもう寝るって決めたんです」

起きていたって、ろくなことがない。

自分が嫌いになるだけだ。

とはいえ、ユノの言葉が気になって眠れないから困った。

「この野郎…」

耳元で聞こえたかと思えば、くすぐられた。

脇腹を、思い切り。

「ちょ…っ、や、やめ…っ!」

「眠気、ぶっ飛ぶだろ?」

してやったりな顔。

まるで小学生のようだ。

「ユノっ!」

必死に抵抗してみてもユノに敵うはずもなく、呆気なくマウントを取られて逃げ場を失った。

その上、両手まで拘束されてしまい、できることと言えば睨むことだけ。

なんて、情けない…。

環境は違えど、同じ男なのに。

しかし、次第に耐えきれなくなってきた。

ユノのまなざしに。

心を見透かされてしまいそうで。

「ほっせー腕」

「うるさい」

好きでこんな身体してるわけじゃない。

運動が苦手なのもあるけど、基本的に筋肉がつきづらいんだ。

その上、なで肩だし。

身長はあれど、それを使いこなせていない。

宝の持ち腐れのような。

特に、ユノと比べてしまうと情けないことこの上ない。

ユノと出会うまでは気にしていた。

ユノを好きと気づいてからはどうでもよくなり、また気になり始める。

ホント、めんどくさい。

「いい加減、離してください」

これ以上、惨めな思いはしたくない。

現実なんて辛すぎることばかり。

しばらく…ほんの少しでいいから、目を背けていたい。

できれば。

できないとわかっているからこそ。

「キスしてみていい?」

「ふざけるな」

したいよ。

ホントは、したい。

叶うならそれ以上のことも。

想いのないセックスなんて冗談じゃない。

ここで許したらユノはきっと、僕をセフレのように扱うだろう。

その先に、僕が理想としていた世界はない。

「パートナーなんだろ?」

「書類上、です」

「え?契約結婚なカンジ?」

反射的に蹴り上げてた。

「…っ!?」

予想していなかったのだろう。

僕の蹴り上げた足はユノのわき腹に食い込んでいた。

同時に押さえられていた腕が解放され、上にあったユノの顔もなくなった。

「…」

よりによって、契約結婚だなんて…。

そんなこと、冗談でも言われたくない。

記憶が戻り始めたことで、ユノへの想いは不動のものとなっていた。

それを足蹴にされたみたいで、悔しいやら悲しいやら。

邪魔だとユノをベッドから蹴落として、頭まですっぽりと潜り込んで、丸まった。

身を、心を守るように…。






to be continued.










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