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Love Sick

東方神起❤️Yunho🍓Changmin🍺 ふたりの神に魅せられたおバカの綴る恋の処方箋発行中✨ 基本ホミン、時々ミンホ💖

  • 2019⁄08⁄14(Wed)
  • 08:00

MIROTIC IX 23







23





あっという間にバスルームへ連れ込まれた。

ホントに一瞬。

身ぐるみ剥がれて、有無を言わさず。

なんだかな…。

まぁ、予想はしていたんだけど。

「ユノ」

「ん…?」

だいぶ疲れたらしく、肩にのしかかったまま動かないユノに呼び掛けた。

ひとつだけはっきりさせておきたくて。

「さっき…」

「さっき?」

ユノはもう忘れたのか?

だとしたらお気楽な頭だ。

「キッチンで」

「!?」

おもしろいくらい驚いてる。

ビクンって。

「あ、あれは…っ」

どうやら覚えてはいたらしい。

できればこのままやり過ごしたかった感じか?

まぁ、それでも良かったんだけど…ひとつ、気になることが。

だから確かめたかった。

怒るとか、呆れるとかではなく純粋に。

「悪かった…」

「あれ…無意識、ですか?」

「…」

こういう時の無言ほど、強い。

主張が。

振り返ってみれば目が泳いでるし。

ホントにわかりやすいなぁ…。

「ホント、ゴメン…」

言い訳を探してみたけど、見つからずってところかな…。

「キッチンはダメですよ?」

「わかってる」

わかっているけど、身体が勝手に?

ありえないと普通なら一蹴するけど、なにしろ相手はユノ。

ありえると思ってしまう。

「ゴメンな…?怒ってる…?」

さて、どう答えるべきか。

正直に答えるなら怒っていない。

でも、ここで怒っていないと言ったら調子に乗る。

間違いなく。

「チャンミナ…?」

さっきまでの元気はどこに行った?

もはや捨てられた犬にしか見えない。

そんな姿見せられたら、ねぇ?

「怒ってません」

「ホントか?呆れてもいない?」

「…」

それは、否定できないな…。

ユノだから仕方ないと思ってる時点で諦念の域だもん。

「チャンミナ~…」

すがるように名前を呼んで、抱きついてきて。

身動きとれないし。

邪魔だし。

でも、居心地がいい。

「頼むからオレのこと捨てんなよ?嫌いになるなよ?」

矢継ぎ早に告げられた言葉。

捨てるわけないし、嫌いになるわけもない。

「チャンミナ、頼むよ…」

泣きそうになってるし。

ちょっと可愛いとか思ってしまう僕はサドっ気があるのかな…?

もしかして。

「はぁ…」

あまりにも僕が答えないからか、うなだれてしまった。

コンプレックスである肩にもたれかかって、深く息をついて。

でも、腕はしっかり腰に巻き付いてる。

離さないと言わんばかりに。

「ユノ」

「ん…?」

完全に意気消沈。

テンションが乱高下が半端ない。

「そろそろビール飲みたいです」

「ここで?」

僕としてはそろそろバスルームを出ようと思っての言葉だったんだが、予想外。

しかも、魅力的。

一気に心惹かれてしまった。

「ゆっくり飲みたいんで、ベッド連れてってください」

誘惑になんとか打ち勝った。

でも、今度やってみたいかも…。

風呂でビール。

ものすごく贅沢だ。

「ほら、捕まってろ」

テンションは低くても優しい。

僕のおねだりは100%叶う。

どんな時でも。

バスタオルにくるまれてベッドへ連れていかれ、かと思えばユノがキッチンから冷えたビールを持ってくる。

「ありがとう」

缶ビールを受け取ったのを確認し、ユノはそのまま倒れこんだ。

ケットに潜り込んで、背を向けて。

どうやらふてくされてしまったみたいだ。

「…」

まだまだだなぁ…。

だいぶ僕のことを理解しているみたいだけど、あともう少し。

「ユノ、寝ちゃうんですか?」

「チャンミナが構ってくれないんだからふて寝するしかないだろ」

ふて寝って言いながらも寝れないくせに。

変に強がるんだから。

でも、ふて寝しようって思えるくらいよ余裕があるってことかな?

ホントにシたい時は土下座したり、力ずくでその気にさせようとしたり。

それがないって言うことは、そういうことだよね?

さて…どうしようかな…。

実のところ、ものすごくシたいんだよね。

過去に類を見ないくらい。

無性にユノが欲しい。

とはいえ僕のこの面倒くさい性格。

ユノみたいにストレートな誘いもできないし、ふて寝するって宣言されちゃうと遠回しな誘いもできない。

つまり、我慢するしかないってことだ。

僕も、ユノと同じく。

でも…おかしな話だよね…。

どっちもシたいって思ってるのに、どっちも我慢するなんて。

「…」

ビールをゴクリと飲み、ちらっとユノを見やる。

「なんだよ」

背を向けているのをいいことに見つめていると、そんな声が聞こえてきた。

ユノは、背中にも目がついてるのかな…?

なんてバカなことを考えてみたり。

「何見てんだよっ」

振り返った不機嫌そうな顔。

まぁ、不機嫌なのではなくふてくされてるだけなんだけど。

とりあえずとビールを飲み干した。

そして、甘えるように広い背中へとくっついてみた。

バスルームから直行。

しかもバスタオルでくるまれただけの身体。

当然のごとく素肌が触れあう。

「…」

文句は、ない。

嫌がるそぶりも、逃げるそぶりも。

ある意味、されるがまま。

でも、何もない。

いつもなら何かしらアクションがあるのに。

他に何かあるかな…?

ユノをその気にさせる方法。

そんなバカみたいなことを真剣に考えていると、突然腕をひかれた。

かと思えば、あっという間にユノが真上にいた。

まだ不機嫌そうな顔で。

「何したいんだよ」

眉間にシワを寄せた険しい顔だ。

でも、そういう顔も好きだったりして。

だから手を伸ばした。

頬に触れた。

そして、少し頭をもたげてそっと唇を寄せた。

驚くかと思いきや、口許を歪めるようにして笑った。

待ってましたと言わんばかりに。

「素直じゃねぇな~」

どうやら今日は僕の負けみたいだ。

でも、いいや。

なんか、ものすごく気分がいい。

「たまには素直に言えよ」

「やだ」

僕の答えなんてわかってるはずなのに、懲りもせずにそういうことを言う。

そして、答えを聞いて笑うんだ。

「やっぱチャンミナだな」

たぶん、ユノだから仕方ないって僕が思うのと同じなんだろう。

いまさら疑問にも思わないし、苛立つこともないし、呆れることもない。

これが僕たちの在り方。

何年経っても変わることはないだろう。





to be continued.










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珠響(たまゆら)

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